1.基本サービス
MDM+(以下、本サービス)は、ナレッジスイート株式会社が提供する、貴社の社内で管理されるモバイルデバイス(スマートフォン、タブレット)を遠隔で管理するサービスです。
【機能一覧】
区分 |
機能 |
説明 |
iOS |
Android |
Windows8.1 |
管理 |
ユーザー管理 |
ユーザー情報の登録・変更・管理をする機能。 |
○ |
○ |
○ |
|
チーム管理 |
登録されたユーザーからチームを作成して管理する機能。 チーム単位でポリシーの適用、メッセージの送信、ドキュメントやアプリの配布等をすることができる。 |
○ |
○ |
○ |
|
デバイス管理 |
デバイス情報の登録・変更・管理をする機能。 |
○ |
○ |
△ ※デバイス情報表示画面ロックのみ |
設定 |
ポリシーの設定 |
ポリシーの設定・管理をする機能。 |
○ |
○ |
- |
|
プッシュ通知 |
デバイスにプッシュメッセージを送信する機能。(最大入力 1024 bytes) |
○ |
○ |
- |
|
MCM |
ドキュメントの管理及びモバイル端末への配布をする機能。 |
○ |
○ |
- |
|
MAM (モバイルアプリケーション |
アプリケーションの管理及びモバイル端末への配布をする機能。 |
○ |
○ |
- |
|
住所録の配布 |
取引先の電話番号や住所等の情報を各モバイル端末に一括登録する機能。 |
○ |
○ |
- |
|
位置情報の取得 |
デバイスの位置情報を取得する機能。 |
○ |
○ |
- |
|
操作ログ |
管理者が行った操作ログを確認する機能。 |
○ |
○ |
- |
|
MDM無効化防止 |
MDMのプロファイルを削除した時に、MDMの管理機能が無効になってしまうことを阻止する機能。 |
○ |
○ |
- |
1.1.ユーザー管理
ユーザー管理画面では以下の項目を管理することができます。
【機能一覧】
アクション |
詳細 |
ユーザー登録 |
管理するユーザーを登録する。 |
ユーザー情報管理 |
登録されたユーザーの情報を管理(編集・削除)する。 【管理する項目】 ・姓/姓の読み ・名/名の読み ・部署 ・社員番号 ・権限(管理者/ユーザー) ・メールアドレス |
デバイスの登録 |
ユーザーの所有するデバイスを登録する。 (※Android OSのみ対応) |
ユーザーごとの所有デバイスの表示 |
各ユーザーが所有するデバイスが一覧表示される。 デバイスの詳細画面へ遷移することができる。 |
1.2.チーム管理
登録されたユーザーからチームを作成して管理します。
チーム管理画面ではチームに所属するユーザーのデバイスに、以下の操作を一括で行うことができます。
【機能一覧】
アクション |
詳細 |
ポリシー設定の適用 |
※1-4「ポリシーの設定」参照 |
ドキュメントの配布 |
※1-5「ドキュメントの配布」参照 |
アプリの配布 |
※1-6「アプリの配布」参照 |
住所録の配布 |
※1-7「住所録の配布」参照 |
位置情報の取得 |
※1-8「位置情報の取得」参照 |
メッセージ送信(プッシュ通知) |
デバイスにプッシュメッセージを送信する。(最大入力 1024 bytes) |
1.3.デバイス管理
デバイス管理画面では、登録されたデバイスに以下の操作を行うことができます。
【機能一覧】
アクション |
詳細 |
ポリシー設定の適用 |
※1-4「ポリシーの設定」参照 |
ドキュメントの配布 |
※1-5「ドキュメントの配布」参照 |
アプリの配布 |
※1-6「アプリの配布」参照 |
住所録の配布 |
※1-7「住所録の配布」参照 |
位置情報の取得 |
※1-8「位置情報の取得」参照 |
メッセージ送信(プッシュ通知) |
デバイスにプッシュメッセージを送信する。(最大入力 1024 bytes) |
画面ロック |
デバイスの画面をロックする。 |
パスワード初期化 |
デバイスに設定されていたパスワードを初期化する。 |
工場初期化 |
デバイスを工場出荷時の状態に初期化する。 |
所有者の変更 |
デバイスの所有者を変更する。 |
デバイス削除 |
デバイスをMDM+のリストから削除する。 |
端末管理状況 |
端末ライセンスをはじめ、管理下にある端末のOS種別/バージョン、情報更新状態など一覧で把握できます。 |
【ステータスの表示】
デバイス名の右側にあるカラー表示がそれぞれのデバイスの状態を示しています。
表示色 |
内容 |
緑 |
MDM+によって正常に管理されているデバイス |
黄 |
MDM+の管理が出来なくなっています。 iOSの場合:端末上のMDMプロファイルが削除されました。 Androidの場合:端末の[デバイス管理機能]設定がオフになっています。 Windows8.1の場合:端末の「社内ネットワーク/デバイス管理」設定がオフになっています。 |
【デバイス情報に表示される情報】
項目名 |
詳細 |
iOS |
Android |
Windows8.1 |
IMEI |
International Mobile Equipment Identity (IMEI) 。GSM/W-CDMA/iDENなど全ての携帯電話や一部の衛星電話に付与される識別番号 |
○ |
○ |
― |
モデル |
該当機器のモデル名 |
○ |
○ |
○ |
内部容量(使用可/全体容量) |
|
○ |
○ |
○ |
外部容量(使用可/全体容量) |
SDカードなどAndroidのみ該当 |
― |
○ |
○ |
OS |
OSのバージョンの表示 |
○ |
○ |
○ |
製造 |
製造メーカー |
○ |
○ |
― |
シリアルナンバー |
製造メーカーから付与される製品番号 |
○ |
○ |
○ |
キャリア |
通信事業者。ただし、WI-FIのみ利用するモデルの場合には「不明」と表示される |
○ |
○ |
― |
現在のポリシー |
現在のポリシー名が表示 |
○ |
○ |
― |
MDM+バージョン |
現在デバイスにインストールされているバージョンの表示 |
○ |
○ |
― |
デバイス名 |
デバイス名を表示 |
○ |
― |
○ |
データ暗号化 |
|
― |
○ |
― |
Data Roaming可否 |
|
○ |
○ |
○ |
バッテリーレベル |
|
○ |
○ |
― |
SIMカード番号(ICCID) |
SIMカードの固有番号 |
○ |
○ |
― |
電話番号 |
|
○ |
○ |
― |
Wifi Mac Address |
ネットワーク機器のハードウェアに(原則として)一意に割り当てられるユニークな番号 |
○ |
○ |
○ |
WifiEnabled |
|
― |
― |
○ |
BluetoothEnabled |
|
― |
― |
○ |
PC SettingsSyncEnabled |
|
― |
― |
○ |
Rooting / Jailbreak |
Android端末において、ルート権限でシステムを操作できるように改造されたか否か、また、iOS端末において、Appleの認可を受けていないソフトウェアをインストールできるように改造されたか否かを表示 |
△ |
△ |
― |
デバイス情報更新日時 |
デバイス情報が更新された日時 |
○ |
○ |
○ |
デバイス情報を更新したい場合に「更新する」とクリックします。
クリックすると該当デバイスに情報を更新するための信号が送信されます。
デバイスの状況により反映までに時間が掛かります。数分後にご確認ください。
【アプリ利用状況】
インストール済のアプリ名とバージョン、禁止アプリ名とバージョンを確認することができます。
MDM+エージェントアプリを操作したタイミングで更新されます。
【ログ履歴】
各デバイスのログを確認することができます。(ポリシー/リモートロック/リモートワイプ/パスコードの初期化の成功/失敗のログ)
1.4.ポリシーの設定
パスコード、デバイスの機能制限、アプリケーション制限、コンテンツ制限等、セキュリティに関するポリシーを設定することができます。設定したポリシーはチーム単位、デバイス単位で適用が可能です。
設定できる項目はデバイスのOSによって異なります。(Windows8.1は非対応)
【設定できる項目(iOS)】
区分 |
機能 |
説明 |
パスコード |
単純なパスコードを許可 |
簡単なパスコードを許可するか否かを指定。簡単なパスコードとは、同じ文字の繰り返し、あるいは単純上昇/下降形(123、CBAなど)の文字列が含まれるもののこと。 |
|
1文字以上の英数字 |
英字を入力しなければならないか、数字だけでよいか指定。 |
|
パスコードの最少文字数 |
パスコードの長さの最小値を指定。 |
|
複合文字の最小文字数 |
「&%$#」のような英数字以外の複雑な文字の最小数を指定。 |
|
パスコードの有効期限 |
パスコードを変更せずに利用できる最大日数を指定。 |
|
自動ロックまでの最長時間 |
指定した上限時間デバイスがアイドル状態になると、デバイスを 自動ロックする。 |
|
パスコードの履歴 |
過去パスコードの重複を確認。最小値は1で、最大値は50。 |
|
デバイスロックの最長猶予期間 |
パスコードを再入力せずにデハイスのロックを解除できる時間。 「すぐ」を選択するとロックされる毎度パスコードを要求されます。 |
|
ロックまでの入力失敗回数 |
指定した回数を超えて入力に失敗すると、デバイスを工場初期化する。 |
機能制限 |
カメラの使用を制御 |
制御すると、カメラが無効になり、ホーム画面のカメラアイコンが 削除され、写真やビデオを撮ることができない。(Face Timeも制御される) |
|
Face Timeを制御 |
制御すると、ユーザーは Face Time ビデオ通話の送受信ができない。 |
|
フォトストリームを制御 |
iCloudのフォトストリームオプションを制御する。 |
|
画面の取り込みを制御 |
制御すると、ディスプレイのスクリーンショットを保存できない。 |
|
アプリケーションのインストールを制御 |
制御すると、App Storeが無効になり、ホーム画面のアイコンが削除され、Apple StoreやiTunesを使用したアプリケーションのインストールや アップデートを行うことができない。 |
|
App内での購入を制御 |
制御すると、アプリケーション内課金を利用できない。 |
|
iTunes パスワードを強制 |
購入したすべての項目の iTunes Store パスワードを要求する。 |
|
マルチプレイヤーゲームを制御 |
制御すると、マルチプレイヤーゲームをプレイできない。 |
|
Game Center の友人追加を制御 |
制御すると、Game Centerで友人を追加できない。 |
|
iCloud バックアップを制御 |
iCloudのバックアップオプションを制御する。 |
|
iCloud 書類の同期を制御 |
iCloudの書類の同期オプションを制御する。 |
|
ローミング中の自動同期を制御 |
制御すると、ローミング中のデバイスはアカウントにアクセスしたときにのみ同期する。 |
|
音声ダイヤルを制御 |
制御すると、ユーザーは音声コマンドを使用して電話をダイヤルできない。 |
|
強制的に暗号化バックアップを制御 |
制御すると、iTunesで作成されたデバイスのバックアップを暗号化された形式でコンピュータに保存するかどうかを選択できる。制御しないと、iTunes によって強制的にバックアップの暗号化が行われる。 |
|
信頼できないTLS証明書の受け入れを制御 |
制御すると、信頼できないTLS証明書を受け入れることができない。 |
|
Siriを制御 |
制御すると、Siriが無効になる。 |
|
スクリーンロック中にSiriを制御 |
制御すると、スクリーンロック中にSiriを利用できない。 |
|
iCloudキーチェーンを許可 |
このオプションをオフにすると、iCloud キーチェーンは無効になる。 |
|
Touch IDによるデバイスのロック解除を許可 |
このオプションをオフにすると、ユーザーはデバイスのロックを解除するためにパスコードを入力する必要がある |
|
ロック中のPassbook通知を許可 |
このオプションをオンにすると、デバイスがロックされているときに Passbook 通知が表示される。 |
|
ロック画面にコントロールセンターを表示 |
このオプションをオフにすると、ユーザーは上にスワイプしてコントロールセンターを表示できなくなります。 |
|
ロック画面に通知センターを表示 |
このオプションをオフにすると、画面がロックされている場合にユーザーは通知を受信できない。 |
|
ロック画面に今日表示を表示 |
このオプションをオフにすると、ユーザーは下にスワイプして今日表示を使用する通知センターをロック画面で表示できない。 |
|
証明書信頼設定の自動アップデートを許可 |
このオプションをオンにすると、iOS デバイスは既知の信頼できる証明書の信頼設定変更を自動的に受け入れるようになる。 |
コンテンツ制限 |
YouTubeの使用 |
制御すると、YouTubeアプリケーションが無効になり、ホーム画面のアイコンが削除される。 |
|
iTunes Music Storeの使用 |
制御すると、iTunes Music Store が無効になり、ホーム画面のアイコンが削除され、コンテンツのプレビュー、購入、ダウンロードを行うことができない。 |
|
Safariの使用 |
制御すると、Safari Webブラウザアプリケーションが無効になり、ホーム画面のアイコンが削除される。また、Webクリップを開くことができない。 |
|
Safariでの自動入力 |
制御すると、Webフォームに入力した内容をSafariが記憶しない。 |
|
Safariの詐欺サイト警告機能 |
制御すると、詐欺または不正であると識別されたWebサイトにアクセスしても、Safariが警告を発しない。 |
|
SafariのJavaScript利用 |
制御すると、SafariはWebサイトのJavaScriptをすべて無視する。 |
|
Safariのポップアップブロック |
制御すると、Safariのポップアップブロック機能が無効になる。 |
|
Cookieの受け入れ |
SafariのCookieポリシーを設定する。すべてのCookieを受け入れるか、Cookieを受け入れないか、直接アクセスしていないサイトからのCookieを拒絶するかを選択することができる。 |
監視対象デバイス |
AirDropを許可 |
オフにすると、ユーザーはアプリでAirDropを使用できなくなります。 |
|
iMessageを許可 |
オフにすると、iMessageを使用したメッセージの送受信ができなくなります。お使いのデバイスがテキストメッセージに対応している場合、テキストメッセージの送受信はできます。お使いのデバイスがテキストメッセージに対応していない場合は、ホーム画面から「メッセージ」アイコンが削除されます。 |
|
iBookを許可 |
オフにすると、iBook Storeが無効になり、ユーザーが「iBook」アプリからiBook Storeにアクセスできなくなります。 |
|
Appの削除を許可 |
オフにすると、ユーザーはアプリを削除できるようになります。App Storeや「iTunes」など、iOSに付属しているアプリをユーザーは削除することはできません。 |
|
Game Centerの使用を許可 |
オフにすると、「Game Center」が無効になり、ホーム画面からアイコンが削除されます。 |
|
“友達を探す”設定の変更を許可 |
オフにすると、ユーザーは「友達を探す」アプリの設定を変更できなくなります。 |
|
Apple Configurator以外のホストとペアリングを許可 |
オフにすると、デバイスを任意のMacと同期することができます。 |
|
Webサイト制御 |
Appleがアダルトコンテンツと判定したWebサイトへのアクセスを遮断します。 |
|
Webサイト制御 指定したWebサイトのみ許可 |
アクセスを許可したいWebサイトは追加します。 |
カレンダー |
カレンダー連携 |
カレンダーサーバーの接続情報を設定 |
連絡先 |
連絡先連携 |
連絡先サーバーの接続情報を設定 |
VPN |
VPN設定 |
VPNをご利用されるお客様向けに設定画面をご提供しています。※当画面で行う設定は、接続タイプはL2TP、PPTP、IPSecのみ対応 |
Web Clip |
Web Clip設定 |
デバイスのホーム画面にWebページのリンクを追加可能 |
メール |
メール連携 |
POPまたはIMAPメールを設定。連携されるメールアドレスはMDM+のユーザー情報にて設定したメールアドレスとパスワードになります。 |
Excahange |
Excahange連携 |
Microsoft Exchangeサーバーの接続情報を設定 |
Wi-Fi |
Wi-Fi連携 |
Wi-Fiの接続情報を設定 |
Blackアプリ |
使用禁止アプリのリスト表示及び追加、処理 |
※2【(iOSのみ)使用禁止アプリを設定】参照 |
Whiteアプリ |
使用許可アプリのリスト表示及び追加・処理 |
ユーザーに必須アプリとして使用を強制したいアプリを登録及び配布することができます。Whiteアプリが指定されたポリシーを配布された端末に、他のアプリをインストールした場合、管理者にメール通知、さらにMDM+アプリへの接続禁止に設定できます。 |
おすすめアプリ |
おすすめアプリ設定 |
おすすめアプリに登録したアプリはMDMアプリのアプリリストに表示されます。 |
※1【(iOSのみ)使用禁止アプリを設定】
インストールや起動そのもの自体を止めることはできません。使用禁止アプリがインストールされた場合、管理者は次のように3つのアクションを設定することができます。
アクション |
説明 |
管理者とユーザーにメールで通知 |
禁止アプリをインストールした場合、メールにて通知します。 |
MDM+アプリへの接続制限及びメール通知 |
禁止アプリをインストールした場合、メールにて通知します。また、ユーザーのデバイスのMDM+アプリを利用できなくします。 |
デバイスの工場初期化 |
デバイスの工場初期化を選択すると、禁止アプリをインストールした瞬間に該当端末は初期化されてしまいます。各利用ユーザーに禁止リストを徹底させ、お客様の責任において行ってください。 |
※2【(iOSのみ)構成ユーティリティから設定をアップロード】
iOS構成プロファイル(拡張子:.mobileconfig)を配布してVPN構成情報、Wi-Fi設定、APN設定、Exchangeアカウント設定、メール設定、Webクリップなどの設定ができます。
アップル社のiPhone 構成ユーティリティで設定した設定をそのままMDM+の設定画面に反映できます。
複数の構成プロファイルを使うことができますが、同じ項目に対して両方の構成を機能させることはできません。
【ポリシーで設定できる項目(Android)】
区分 |
機能 |
説明 |
パスコード |
パスコードのタイプ |
パスコードのタイプを指定します。 OSのバージョンにより、パスコードの設定が可能な条件に差異あり。 |
|
パスコードの最少文字数 |
パスコードの長さの最小値を指定します。 |
|
デバイスロックまでの最長時間 |
指定した上限時間デバイスがアイドル状態になると、デバイスを自動ロックします。 |
|
ロックまでの入力失敗回数 |
指定した回数を超えて入力に失敗すると、デバイスを工場初期化します。 |
機能制限 |
カメラの使用を制御 |
制御すると、アプリでカメラ機能を使用できません。 |
|
SDカードの使用を制御 |
制御すると、SDカードが解除され、利用できません。 |
|
Bluetoothの使用を制御 |
制御すると、Bluetoothをオンにできません。 |
|
デバイス「設定」へのアクセスを許可 |
「デバイス「設定」へのアクセスを許可」のチェックを外すと、ユーザーはアンドロイド端末の「設定」メニューに入れなくなります。つまりどのような設定も変更できません。 |
|
メール同期の使用を許可 |
アンドロイド端末は、最初の設定で、Googleアカウントとパスワードを入力し、携帯上にある「Gmail」「カレンダー」、「連絡先」がそれぞれPC版の「Gmail」や「カレンダー」、「連絡先」と同期すると、常にPCからアクセスした内容と同じになります。 |
|
データ暗号化の使用許可 |
データ暗号化を使用する場合にチェックします。 |
コンテンツ |
YouTubeの使用 |
制御すると、YouTubeアプリケーションが無効になり、起動できません。 |
|
ブラウザの使用 |
制御すると、ブラウザアプリケーションが無効になり、起動できません。 |
|
Google Playの使用 |
制御すると、Google Playアプリケーションが無効になり、アプリをダウンロードできません。 |
1.5.ドキュメントの配布
ドキュメントファイルを管理し、各デバイスに配布することができます。ドキュメントはチーム単位、デバイス単位で配布が可能です。(Windows8.1は非対応)
【配布可能なファイル形式】
「.doc, .docx, .pdf, .xls, .xlsx, .mp3, .mp4, .pages, .ppt, .pptx, .rtf, .txt, .png, .jpg, .gif, .psd, .numbers, .keynote」
- iOSの場合、OpenIn(「外部アプリ」を選択してファイルを開くことができるiOSの機能)を使ったドキュメント閲覧が可能です。
管理できるファイルは、1ファイル最大1GB、総容量20GBまでとなります。容量を追加することはできません。また一度に配布するファイル数の上限はありません。
1.6.アプリの配布
各デバイスにインストールするアプリを管理することができます。(Windows8.1は非対応)
【自社アプリの配布】
自社で開発したアプリをApp StoreやGoogle Playを介さず、直接配布することができます。アプリを追加するだけで、社内限定で公開しているアプリ配信用ポータルの構築が可能ですので、配信専用のサーバーは不要。
自社アプリの最大容量は、スマートプラン:最大100MB、エンタープライズプラン:最大300MBとなります。
【iTunes/Google Playのアプリを配布】
推奨するアプリを登録し、共有することができます。
【使用禁止アプリの設定】
デバイスに使用禁止アプリがインストールされた際に以下アクションを設定することができます。
- 管理者とユーザーにメールで通知
禁止アプリがインストールされたことをメールにて通知 - 接続制限及びメール通知
禁止アプリがインストールされたことをメールにて通知、ユーザーのデバイスのMDM+アプリの接続を制限する。
デバイスの工場初期化
禁止アプリをインストールした瞬間にデバイスを工場初期化する。
1.7.住所録の配布
取引先の電話番号や住所等の情報を各モバイル端末に一括登録することができます。
配布した住所録を管理者ページで削除すると、端末内のデータも削除されます。
編集した住所録を再配布すると、端末内のデータに上書きされます。(Windows8.1は非対応)
【アップロード可能なファイルの形式】
- MS Outlook 2003 CSV
- MS Outlook 2007 CSV
- MS Outlook 2010 CSV
- Google Outlook CSV (Gmailからエクスポートする際、Outlook形式で書き出し)
- iCloud vcf : www.icloud.com より連絡先へ移動後、ダウンロードした「vcf」ファイル
【インポート可能なデータ】
- 名前(フリガナ)
- メール(2アカウントまで)
- 会社名
- 部署
- 役職
- 会社電話/自宅電話/携帯電話
- 会社FAX/自宅FAX
- 会社住所/自宅住所
- メモ
住所はフォルダ単位で管理されます。フォルダ内のデータを削除した場合、住所録を配布するとiPhoneやAndroid上でも削除されるようになります。
配布された住所録のデータが多いときは、追加処理に多少時間がかかる場合があります。追加作業が完了するまでiPhone/iPadのホームボタンを押さずにしばらくお待ちください。
住所録のデータが500件を超えるとき、ネットワーク状況によって多少時間がかかる場合があります。
配布された住所録を管理者ページで削除した場合、端末内のデータも削除されます。編集された住所録を再配布すると端末内のデータに上書きされます。
1.8.位置情報の取得
GPSでデバイスの位置情報を取得することができます。位置情報はチーム単位、デバイス単位で取得することが可能です。(Windows8.1は非対応)
【更新のタイミング】
Androidの場合は15分単位で更新され、iOS端末の場合は移動が確認できたタイミンング(3Gで基地局が変わったタイミングなど大きく位置を移動した時)で更新されます。
現在地は、最後に更新された位置を表示します。つまり、現在位置を更新するタイミングで室内、または地下鉄などGPSで現在地が取得できない環境におかれた場合は、インターネットに接続されるまでデバイスに保管し送信します。
手動で位置情報を取得する場合は、OSによって取得方法が異なります。
- iOS
管理者からのリクエストがユーザー端末にメッセージとして送信され、ユーザー側でリクエストを受け付けると現在地情報を取得します。 - Android
管理者がリクエストすると、ユーザー端末の現在地情報を自動的に取得します。
【トラッキング時間の設定】
業務時間のみ位置情報をトラッキング可能なように時間設定することができます。
位置表示機能をOFFにするとサーバーでは位置情報を保存しません。
位置情報機能がONの時間帯のみ取得し、情報を保存します。
【住所録との連携】
位置情報表示画面で、配布した住所録にある取引先住所等を表示させることができます。
【GPS設定】
業務時間のみ位置情報をトラッキング可能なように時間を設定することができます。位置表示機能をOFFにすると、位置情報をサーバーで保存しなくなります。
※ 端末のGPS機能をOFFにする機能ではありません。
(1) 位置情報履歴を保存する/しない
GPSで取得した端末の位置情報履歴をサーバーに保存するか否かを設定します。業務時間のみ位置情報をトラッキング可能なように時間を設定することができます。位置表示機能をOFFにすると、位置情報をサーバーで保存しなくなります。
端末のGPS機能をOFFにする機能ではありません。
(2) 位置情報取得に関する時間設定
設定時間のみ位置情報を取得し、設定以外の時間には位置情報を取得いたしません。
「(1)位置情報履歴を保存する/しない」でONにして、時間帯や曜日に絞って現在位置機能のON/OFFを設定することができます。
1.9.MDM無効化防止機能
MDMのプロファイルを削除した時に、MDMの管理機能が無効になってしまうことを阻止する機能です。
設定できる内容はデバイスのOSによって異なります。(Windows8.1は非対応)
【設定できる内容(iOS)】
端末に「リモートマネージメントプロファイル」と「MDMプロファイル」をインストールすることで、ユーザー側で「リモートマネージメントプロファイル」を削除すると、管理者に警告メールが通知されます。
「MDM」プロファイルは、インストールすると工場初期化以外の方法では削除できません。
【設定できる内容(Android)】
端末にインストールされた「MDM+」の機能をユーザー側で停止した際に端末がどのような動作をするかを以下の2つから管理者側で設定することができます。
①パスコードを自動的に変更して画面ロックがかかる(パスコードは管理者が設定したもの)。
②工場初期化され、データが削除される。
1.10.操作ログ
操作ログを確認することができます。確認できるログには以下のものがあります。(CSV形式でダウンロードできます。)
【管理者操作ログ 】
管理者のログイン及びログアウト
アプリ配布(チーム、個別デバイス)
ポリシー配布(チーム、個別デバイス)
プッシュメッセージ送信履歴
ドキュメント配布(チーム、個別デバイス)
住所録配布(チーム、個別デバイス)
現在地リクエストの送信履歴
位置情報確認履歴
デバイスロック
パスワード初期化
工場初期化
デバイス削除
ユーザー削除
CSVダウンロードログ
【ユーザーイベントログ】
デバイスの初期化信号を受信
プロファイル削除 (iOS)
MDM機能がOFFに設定された (Android)
禁止アプリのインストール
ポリシーの適用完了状況
1.11.その他留意事項
1.プッシュ最大入力 1024 bytes
2.ポリシー
デバイスに適用されるまでの時間
Android:2分(ただし、グーグル本社のサーバー事情によって多少の誤差が発生)
iOS:2分(ただし、アップル本社のサーバー事情によって多少の誤差が発生)
ポリシー適用の適用までの流れ(iOS)
(1)管理者がデバイスにポリシー配布(2)配布されたポリシーは、MDM+サーバーを介してアップルサーバに転送
(3)アップルサーバがデバイスと通信してポリシー適用
ポリシー適用の適用までの流れ(Android)
(1)管理者がデバイスにポリシー配布(2)ポリシー配布リクエストは、Googleサーバーを介してデバイスに転送
(3)デバイスのポリシー適用
※iOSの設定ユーティリティの注意点
・モバイルデバイス管理(MDM Profile)プロファイルの使用禁止
・パスコード(Passcode)、制限(Restriction)プロファイルの場合は、MDM+のポリシーにもあるのでなるべく使用しないほうがよい(使用した場合は、各項目ごとに強力な設定が適用される仕様)
3.禁止アプリ
Android:2分前後で適用(ネットワークの状況により多少の誤差が発生)
iOS:1時間(アプリ一覧の更新タイミング)
禁止アプリ適用までの流れ(iOS)
(1)管理者がデバイスにポリシー配布(2)配布されたポリシーは、MDM+サーバーを介してアプルサーバーに転送
禁止アプリ適用までの流れ(Android)
(1)管理者がデバイスにポリシー配布(2)ポリシー配布リクエストは、Googleサーバーを介してデバイスに転送
(3)デバイスのポリシー適用
(4)ユーザーが禁止されたアプリをデバイスにインストールした後、該当するアプリの実行時にチェック
(5)アプリを終了させ、通知(メール送信)
4.ドキュメントの配布
デバイスに適用されるまでの時間
・ドキュメント配布の通知プッシュをデバイス上でクリック時に更新
・MDM+アプリの[ドキュメント]タブで更新した場合
・バックグラウンドでMDM+アプリが動いていない状態でMDM+アプリが実行される場合
ドキュメントファイルのサイズ
・エンタープライズ アップロード最大1GB 保存総容量20GB
・スマート アップロード最大20MB 保存総容量2GB
フォルダ名の制限:a-zA-Z0-9\-_ぁ-ヶ亜-黑0-9 許可された文字セット
ファイル名の制限:UTF-8の範囲以外の文字(例:髙)
テキストファイルの場合、内容がUTF-8のみ対応
5.アプリ配布
デバイスに適用されるまでの時間
iOS:・アプリ配布の通知プッシュをデバイス上でクリック時に更新
・MDM+アプリの[アプリ]タブで更新した場合
・バックグラウンドでMDM+アプリが動いていない状態でMDM+アプリが実行される場合
Android:・アプリ配布の通知プッシュをデバイス上でクリック時に更新
・MDM+アプリの[アプリ]タブで更新した場合
・MDM+アプリのアプリのタブに移動する場合
アプリの保存サイズ
・エンタープライズ 300MB
6.GPS
取得タイミング15分に一回
※ 取得した時点でインターネットに接続されていない場合は、インターネットに接続されるまでデバイスに保管して送信
7.デバイス情報
更新のタイミング
(1)定期的(1日2回)にサーバーから更新をデバイスに要請し、デバイスが応答した時
(2) 管理画面のデバイス情報で「更新する」をクリックし、デバイスが応答した時
(3)端末のポリシーが変更し、デバイスに適用された時
(4)その他、下記のタイミングで更新
・iOS : 1時間以上経った時点で、再起動またはバックグラウンドからの復帰時に更新
ポリシーで禁止アプリ違反された場合に更新
・Android : MDM+アプリの起動時に更新
8.無通信レベルの設定及びリスト表示
端末の情報更新について、管理者は無通信チェックの日数を「レベル1」と「レベル2」に指定し、レベル2に当たるデバイスがあるときは管理者にメールで通知します。
2.動作確認環境
3.サービス窓口
4.禁止事項
- 第三者にウィルスを送信するような行為
- サーバーへ極端な高負荷を与える恐れのある行為
- 第三者及び弊社の著作権を侵害する行為
- 本サービスの運営を妨げる行為
- 弊社が承認していない営業行為
- ID及びパスワードを不正に使用する行為
- その他MDM+の利用規約にて定める事項